坐骨神経痛
坐骨神経の特徴
坐骨神経とは腰から始まり足の趾先まで伸びている身体の中で最も長くて太い神経です。下図のようにとても長い神経なのでその途中(腰や臀部)で神経が圧迫を受けると神経の走行に沿った領域に痛みやしびれの症状が現れます。
【症状の現れ方】まず腰の痛みが現われる患者様が多い傾向にあります。その後、腰の痛みは減少するも、遅れて臀部や太もも、ふくらはぎの痛みやしびれが強くなります。
坐骨神経痛の症状
●お尻・太もも・すね・ふくらはぎにかけての痛みやしびれ
●お尻の筋肉やふくらはぎの筋肉の凝りや突っ張った感じ
●足の冷感・灼熱感
●足に力が上手く入らない
●足の筋肉が痩せてくる
●足先などの感覚が鈍くなる
●腰を曲げたり反らしたりすると電気が走るような痛みがある
坐骨神経痛とはあくまで症状を表す言葉であって、それを引き起こす疾患は多数あります。 椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・腰椎すべり症・変形性腰椎症・梨状筋症候群・脊髄腫瘍など。
坐骨神経痛の対処
坐骨神経痛の痛みは姿勢と深く関係している事が多いのです。悪い姿勢をとり続ける事で神経が圧迫され痛みやしびれが起こります。ただ厄介な事に、悪い姿勢をとって神経が圧迫されるとすぐに症状が現われるのではなく、少し遅れて痛みやしびれが出現します。なので悪い姿勢によって神経が圧迫されていてもその事に本人が全く気がついていないことが多いのです。
神経は短時間の圧迫であれば耐える事ができるのですが、長時間圧迫されると耐えられる限界を超えてしまい症状が現れます。正座を思い浮かべて下さい。長時間正座すると膝まわりの神経が圧迫されます。しかし正座している時にはその事に気がつきません。いざ立ち上がろうと圧迫が解放された時に痛みやしびれ、また足に力が入らないといった症状が現れますよね。なので普段から正しい姿勢を意識する事が非常に重要です。
ただし楽な姿勢=正しい姿勢ではありません。まずしっかりと自分の身体の歪みを確認し、それを取り除く為にも専門の知識をもった施術者に診てもらう必要があると思います。
坐骨神経痛の経過
統計により約8~9割の患者様が保存療法といって、しっかりとした施術を受けたり、リハビリを行うことで症状が減少します。手術にまで至る患者様は1割程度です。(ただし排尿や排便に支障が出たり、足先がだらりと下に垂れさがって足首を上に動かせない運動麻痺が現われた場合には48時間以内の緊急手術が必要です)
西院かんな整骨院での治療
当院ではまず背骨・骨盤の歪みを矯正し、本来の正しい位置に戻します。その後、硬くなった筋肉をほぐし、短縮した筋肉をストレッチで伸ばし、関節運動療法で身体がスムーズに動かせるように施術を行っていきます。そうすることで日常生活で自然と正しい姿勢が取れるようになり、腰部や臀部への負担が軽減します。
坐骨神経痛や椎間板ヘルニアで整骨院、接骨院、整体院をお探しの方は“西院かんな整骨院”へ。
京都市|中京区|右京区|下京区から多数の患者様がご紹介や口コミで来院されています。