四十肩・五十肩・腱板損傷・石灰沈着性腱炎は関節エコー検査が有効です

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四十肩 五十肩

肩の痛みの原因

40代や50代で肩の痛みを感じると真っ先に思い浮かぶのが四十肩や五十肩ですよね。でも肩の痛みの原因はそれだけではなく他にも沢山あるんです。よく『以前に五十肩になったけれど1ヵ月くらいで治った』なんて話を聞きますが、それが本当に五十肩であれば1ヵ月で治る事はあまり考えられません。それはそもそも原因が五十肩ではなかったのだと思います。

では本当の四十肩・五十肩とはいったいどのような状態なのでしょうか?医学的には凍結肩や肩関節周囲炎と言います。

まず肩関節は下の図のようになっています。
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そして肩関節は関節包(かんせつほう)という袋に包まれています。
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肩関節はこの関節包という袋の中で動きます。注目すべきは赤矢印のたるみです。このたるみがあるおかげで突っ張り感なく肩をスムーズに動かす事ができるんです。 しかし四十肩・五十肩では関節包に炎症が起き、徐々に関節包が縮んできます。医学的には拘縮(こうしゅく)と言います。関節包のたるみ=遊びの部分がなくなる事で徐々に関節の動きが悪くなってきます。
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下の図は関節包に造影剤を入れてレントゲン撮影した画像です。正常の肩に比べ、四十肩・五十肩の関節包が小さく縮んでしまっているのがよくわかります。こうなってしまうと肩の動きが制限されて、無理に動かそうとすると痛みが発生します。
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さらに下の図は関節包の中に関節鏡をいれてのぞいてみた画像です。正常な関節包の中は綺麗な白色ですが、四十肩・五十肩の関節包の中は炎症を起こして真っ赤に腫れあがっています。この状態で無理に肩を動かして関節包に刺激を与えると強い痛みが発生します。見るからに痛そうですね。
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四十肩・五十肩の炎症はエコー検査でも確認可能です。
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まとめ】四十肩・五十肩では肩の酷使によってまず肩関節周囲に炎症が起こり、それが関節包に飛び火して炎症を起こし、組織が癒着することで関節包が拘縮(ちぢむ)を起こし動きの制限と痛みが発生します。

エコー検査では動かしながら肩関節を観察する事で関節包の拘縮(癒着)の程度も評価できます。


四十肩・五十肩の経過

急性期:1~2ヵ月
痛みは強いが動きの制限はあまり見られない。徐々に夜間痛が強くなる。

慢性期:3~6ヵ月
痛みは少し減少するが動きの制限が出始める。夜間痛はやや減少する。

回復期:3~6ヵ月
痛みが消失し徐々に動かせる範囲が広がる。

一般的には上記のように移行し、治癒までに1年~1年半かかります。。時期によって対処方法が違うので、今自分がどの段階にいるのかを把握する事が重要です。夜中の痛みが強い事がまだ急性期を過ぎていないひとつの目安となります。

四十肩・五十肩の対処

急性期:安静・無理に動かさない。
この時期に無理に動かそうとすると炎症が長引き、逆に治癒期間が長期に及んでしまいます。

慢性期:痛みのない範囲で肩関節や肩甲骨を動かしていく。
関節の可動域制限を取り除く為に痛みのない範囲で積極的に運動療法を行っていきます。

一度縮んでしまった関節包は6ヵ月~2年をかけて徐々に元の大きさに戻っていきます。重症の方は手術で関節包を全周切開したりすることもありますが、ほとんどの患者様が運動療法で症状が改善していきます。

鑑別すべき疾患

40代や50代で肩の痛みがある場合は四十肩や五十肩を疑いますが、60歳以降になると肩の筋肉である腱板(けんばん)が断裂する腱板損傷の方が強く疑われます。

高齢者の腱板損傷は6割は日常生活で自然と断裂し4割が転倒などの外傷で断裂すると言われています。つまり特に怪我をした覚えがなくても年齢とともに自然と断裂していきます。

四十肩や五十肩と違い動きの制限があまり見られず、肩を挙げて行く途中で痛みが出るのが特徴です。逆に挙げきってしまうと痛みがなくなったりもします。

統計によると50歳以降に徐々に患者数が増加し、60歳代では約6人に1人が、80歳代では約3人に1人が断裂していると言われています。しかし症状が無い、無症候性の腱板断裂が多く見られます。
腱板損傷・腱板損傷・京都市
四十肩・五十肩の初期と腱板損傷はともに主な症状が痛みで、動きの制限があまりみられない為、素人では判断困難です。その他、鑑別すべき疾患は上腕二頭筋腱炎・石灰沈着性腱炎・肩峰下インピンジメント・肩鎖関節損傷・鎖骨骨折などなど。

西院かんな整骨院での治療

まずは四十肩・五十肩なのか腱板損傷など他の疾患なのかを徒手検査やエコー検査で精査します。急性期では患部を直接動かすと痛みが増悪するために、肩関節以外の肩甲骨・鎖骨・胸椎を中心に運動療法を行います。慢性期に移行した段階で硬く縮んでしまった関節包を広げるように肩関節を動かし、また肩周囲の凝り固まった筋肉をほぐしていきます。

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京都市|中京区|右京区|下京区から多数の患者様がご紹介や口コミで来院されています。

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