腰痛治療
筋・筋膜性腰痛をご存じですか?
腰痛と一言で言ってもその原因は沢山あるんです。しかし日常生活で一番多い腰痛は筋・筋膜性腰痛(きん・きんまくせいようつう)と呼ばれるものです。筋・筋膜性腰痛ではレントゲンや血液検査などでは異常が見られないのが特徴です。
筋膜とは聞き慣れない言葉かもしれませんが、筋肉を覆っている薄い膜です。ソーセージで例えるならば肉の部分が筋で薄皮の部分が筋膜です。
筋・筋膜性腰痛は大きく2種類に分けられて長時間同じ姿勢を続ける、または同じ動作を繰り返す事により起こる「蓄積タイプ」と、荷物を持ち上げようとするなど、瞬間的に筋肉に負荷がかかり起こる「突発タイプ」があります。突発タイプはぎっくり腰とも呼ばれます。
なぜ腰に痛みがでるの?
蓄積タイプの筋・筋膜性腰痛では長時間同じ姿勢をとり続けたり、同じ動作を繰り返すことで腰部の一点に負荷が蓄積します。すると徐々に筋肉や筋膜が緊張(収縮・痙攣)します。いわゆる凝った状態です。
この状態では筋肉の中の毛細血管が押しつぶされて血流が悪い状態になります。血流が悪くなると筋肉に十分な酸素が運搬されずに酸素不足、つまり筋肉が酸欠状態になってしまいます。
すると筋肉からは痛みの原因となる物質である発痛物質が放出され、押すと痛い、動かすと痛い、つまり腰痛が起こります。
※発痛物質=プロスタグランジン・ブラジキニン・セロトニン・ヒスタミン・アセチルコリン
西院かんな整骨院での腰痛治療
当院では硬くなった筋肉(収縮・けいれん状態)をマッサージやストレッチや整体などでほぐし、やわらかい筋肉に戻します。そうする事で圧迫され続けていた毛細血管が拡張し筋肉内の血流が良くなり、酸欠状態になってしまっていた筋肉に沢山の酸素が送り込まれるようになります。
正常な筋肉からはもう発痛物質は作られないので腰痛が徐々に改善していきます。実際腰痛のある患者様の筋肉を触ると異常に筋緊張が強くなってしまっていたりするのですが、本人が全く自覚できていなかったりします。どれだけ『力を抜いて下さい』と言っても力が入ったまま、これでは筋肉は常に酸欠状態です。
また当院では筋肉がやわらかくなった後には背骨・骨盤矯正で身体の歪みや猫背を直し、関節運動療法で身体の動きをスムーズにします。筋肉がやわらかくなっても、身体の歪み・不良姿勢・関節の動きの悪さが残ってしまっていると、どうしても負荷が腰のある一点に集中してしまうからです。
身体を動かす時には一つの関節だけが動くのではなく、複数の関節が連動して動きます。これを運動連鎖といいます。しかしどこかに動きの悪い関節があると運動連鎖が上手に繋がらず途切れてしまい、そこに負荷が集中して痛みがでてしまいます。
その他、腰痛の原因になるものを挙げると、足に痺れや痛みを伴う場合は腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症。尻もちをつくなどした場合は腰椎圧迫骨折。また内臓由来の腰痛など、色々鑑別すべき疾患はありますが、7割以上は筋・筋膜性腰痛症のように思われます。
意外なものが腰痛の原因に!
海外や日本の医学論文でも肥満と腰痛との間には実はそれ程因果関係が無いと言われています。当然膝痛などには関係がありまよ。しかし腰痛に関してはあまり関係がないんです。
逆に確実に腰痛の原因になったり、悪化させたりするものが『喫煙と心理的ストレス』です。肥満よりも喫煙している事の方が実は腰痛との因果関係が強いんですね。煙草に含まれるニコチンには血管収縮作用がありますから当然かも知れません。
また、肉体的ストレスは勿論ですが、精神的ストレスも腰痛の原因だなんて意外ですよね。
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