肉離れは超音波エコー画像検査で確認できます

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肉離れ(太腿・ふくらはぎ)

肉離れとは

肉離れ(にくばなれ)とは、急なダッシュやジャンプ動作で無理に筋肉が伸ばされることで筋線維が断裂します。小断裂から大断裂まで損傷の程度によって症状は異なります。

下の図の様に筋肉は複数の細い筋原線維が筋内膜と呼ばれる膜で包まれ束になり、その束がさらにいくつか集まり筋周膜に包まれ束になり、その束がさらにいくつか集まり筋上膜(筋膜)に包まれています。

肉離れと聞くと一般の方は筋肉の線維が途中で断裂すると考えがちですが、実際は多くの場合、筋肉の束が一番外側の筋上膜(筋膜)から剥がれる事で発症します。

ふくらはぎの肉離れ

ふくらはぎの筋肉は浅層に腓腹筋(ひふくきん)があり、その下の深層にヒラメ筋があります。腓腹筋は内側と外側に分かれていて、ふくらはぎの肉離れの多くは腓腹筋の内側に発症します。テニスのプレイ中に好発することから『テニスレッグ』とも呼ばれます。


※右図はふくらはぎを輪切りにした画像です。腓腹筋・ヒラメ筋がそれぞれ筋膜によって隔てられています。

肉離れの超音波エコー画像

正常なふくらはぎでは浅層に腓腹筋・深層にヒラメ筋があり、二つの筋肉は筋膜で隔てられています。
腓腹筋の線維が筋膜に向かって斜めに綺麗に走行しています。
肉離れ・京都市中京区右京区下京区

下図は正常像です。
ふくらはぎの痛み・病院・整形外科

下図の肉離れでは腓腹筋が筋膜から剥がれ、出血し黒い血腫(けっしゅ)が確認できます。
筋膜も損傷するために綺麗に描出されません。
ふくらはぎの肉離れ・京都市西院大宮西京極

ふくらはぎの肉離れ・病院・整骨院・接骨院

ひふくきん・ひらめきん・calfpain

肉離れ後の皮下血腫

肉離れでは筋肉内で出血を起こしていても、それが表面に出てくるまでに数日を要します。下図は肉離れ後の写真ですが、受傷当日は皮下血腫は確認できません。3日目にわずかに確認できます。9日目にははっきりと確認できます。17日目には消失しました。この症例でもエコー検査であれば受傷当日に内部に出血が確認できました。

ふともも・太腿の肉離れ・中京区右京区下京区

肉離れした場合の対処方法と復帰の目安

受傷直後はまず氷水などでアイシングをします。20分程冷やしたらしばらく離し、皮膚の感覚が戻ってきたら再度冷やします。炎症のピークはおよそ48~72時間後と言われています。ただし寝ている間にはアイシングはできませんので市販の消炎鎮痛作用のある湿布を貼り、炎症物質が作られるのを防ぎます。

痛みのピークが過ぎれば(3日後以降)今度は温めて血流を良くすることで損傷した筋肉の修復を促進させます。

ふくらはぎの場合であればカーフガードなどでしっかりと圧迫します。テーピングはあくまでも応急処置でしか使用しません。圧迫・固定が一番重要です。場合によっては松葉杖での免荷(体重を乗せない)が必要です。



エコー検査で異常所見が無い軽度の損傷の場合には早ければ1~2週間でスポーツに復帰できますが、出血があり血腫が広範囲に広がっている中等度~重度の場合にはスポーツ復帰までに早くても2~3ヵ月は必要です。

特にふくらはぎの肉離れでは再発率が高い為、スポーツ復帰には慎重を要します。

下図は短距離選手で太ももの裏側のハムストリングスを3か月前に肉離れした学生のエコー画像です。
ゆっくりなら走れるけれども、スピードを出すと痛みがあり、なかなか練習に復帰できないと訴えて来院。
ふともも・ハムストリングス・肉離れ・にくばなれ

痛みの無い方と比べるとまだまだ筋膜の付着部が黒く低エコーに描出されています。
この状態で激しい練習に復帰すると確実に肉離れを再発します。

西院かんな整骨院での肉離れの治療

当院ではまずエコー検査で『にくばなれ』の程度を確認します。そして炎症や腫れを抑え組織の修復を促進する目的で超音波治療器を使って治療を行ないます。超音波治療器のプローブと呼ばれる先端からは1秒間に300万回の音波振動が照射されます。
ドケルバン病京都市中京区右京区下京区


またREBOX(レボックス)と呼ばれるマイクロアンペア電気治療器で細胞レベルで活性化を促し早期の治癒を目指します。
尺側手根伸筋腱腱鞘炎京都市中京区右京区下京区
肉離れで整骨院、接骨院、整体院をお探しの方は“西院かんな整骨院”へ。
京都市|中京区|右京区|下京区から多数の患者様がご紹介や口コミで来院されています。

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